星を探して

大切な人との楽しく幸せな日々、5羽の愛するオカメインコ、大好きなコスメなどについて綴ってます。詩も載せていましたが現在は書いていません。

ghost ~沈黙の声~

あなたがその声を沈黙の空に投げ出した日から
胸の鈍い痛みが取れない
息の根さえ止めてくれないのは 
あまりに残酷だと気づいて

あなたと出逢う前よりも 独りが怖い 
あの太陽は捕らえられて 冷たい世界
わたしはいつまで彷徨えばいいの
生きてる心地は既にしないのに 足枷がまだ絡みついたまま
楽になれないでいる…

あなたはゴーストを生み出して
どこに消えてしまったの?
救世主の仮面をつけた死神だったなんて…信じたくない
あなたと出逢う前よりも もっと深い闇夜に沈められて
涙さえ飲み込まれた
早くあなたの言葉をください

期待していなかった永遠に 出逢えたのかなと思っていた
夜の闇に身を沈めるわたしを あなたは引っ張り出して
眩しい陽差しの下に立たせてくれたの

それなのに あなたは一つだけの太陽を取り上げてしまった
あんなに温かさを教えてくれたのに…
あなたの愛を知ったわたしには 凍える世界 耐えられない

あなたがいないこの世界は息苦しくて
深い眠りに沈むことさえできない
ほんの少しでも温情があるなら
この首に手をかけて最後まで息を止めて

あなたからもう解放されたいの… 温かい陽だまりなんてもう望まない
ただ、あなたを忘れて楽になりたいだけ
簡単に手放すくらいなら 最初から掬い上げないで欲しかった
甘い香りを覚えさせて 突き落とすなんて あなたは酷い…

ゴーストになったわたしの喉からは 
もうあなたに届く声が出てこない
あなたは沈黙を貫いて 耳さえ傾けてくれないけど
声にならない吐息で 霧が濃くなっていく闇夜の中
あなたを探して 彷徨い続けている

あなたの傍にいることさえ叶わないなら
どうかわずかに残る愚かな希望を断ち切って
あなたの最後の言葉で早く終わらせて でもほんとは聞きたくない…

ゴーストになって彷徨う闇夜
どこに向かえばあなたに会えるのか 声が聞けるのか わからない
息も絶え絶えで あなたしか解放の鐘を鳴らすことはできないのに
冷たい世界 あなたの影さえ 何も見えない
怖いのはあなたの心が聴こえない沈黙
もうこの身体は凍えて動けない

最後の願いが許されるなら 息の根を止めて欲しいの
ただそれだけ… あなたの最後の優しさで

 

2014.2.10