星を探して

大切な人との楽しく幸せな日々、5羽の愛するオカメインコ、大好きなコスメなどについて綴ってます。詩も載せていましたが現在は書いていません。

紅い蝶

恋をするよりもずっと楽 心が振り回されることがないから
自分を保っていられる そう思っていた

あなたが欲しいのも わたしの心なんかじゃない
その身体に溜まった毒を吐き出したいだけ
偶然 同じ夜を歩いていて
自分と似た花を見つけただけだった

夢中になって溢れるくらい可愛がってくれた
それは決して恋じゃないけれど
そこには儚げな愛しさが生まれて
白い胸に口づけをして あなたは紅い蝶を残していった…
まるで自分のものだけにするように

あなたがくれたのは優しい毒 静かに血管を流れていって
胸に届いた時 微かに痛みをおぼえた

恋なんてもうすることはない 煩わしいだけだから
あの人のことも 少しだけ甘い水が欲しかっただけ

あなたが残した紅い蝶が日毎 薄れていく
なぜか胸が青ざめるように痛むの
わたし、もう二度と逢えないことを恐れている
少しの甘い水を与えてくれるだけの人に

あなたがくれたのは優しい毒 気づいた時にはもう遅くて
あの人の毒にやられちゃってるわ…
深追いしてはいけないのはわかってる
幻想の愛を少しだけ味わってしまっただけ…わたしらしくもないけど

1人で眠る夜に あの人の温かさと身体の重みがまとわりついて
わたしがわたしじゃいられなくなりそう
決して恋じゃないけれど いつか覚えのある痛みに似てるの…
ねぇ愛なんて信じてないから 安心して またあなたも求めてよ…

この胸に残された紅い蝶 今にも消えてしまいそう…
自分だけの花にしたつもりなら 早くまた抱きに来てよ
じゃないと息苦しくて あなたの匂いを消したくて
わたし、また誰かを求めにいくわ…
あなたの優しい毒を打ち消すくらいの誰かを

ほんとうはあなたじゃなきゃダメになってる
わたしが一番 夢を見させてあげるから
ほかの花には目を向けないで いつもわたしを思い出して、、、
わたしが一番 甘い蜜を飲ませてあげるから
今夜も舞い込んできて…

この胸から紅い蝶が消える時…
わたしの目は醒めて 身体中からあなたの毒が抜けきって
わたしの中からあなたはいなくなるのかな
あなたもまた新しい花を見つけて その身体の毒を吐き出すのね

離れゆく紅い蝶を この手で包めたら…

 

2013.11.28