星を探して

大切な人との楽しく幸せな日々、5羽の愛するオカメインコ、大好きなコスメなどについて綴ってます。詩も載せていましたが現在は書いていません。

優しい雨に降られて

あなたが愛をくれるたびに
死にたくなってしまうのはなぜだろう
“幸せが怖い”
こんなことあなたには言えない

“僕が守るよ” 信じてないわけじゃない
守られる自信がないだけ
あなたが思うほどわたしは綺麗じゃないから

自分に価値がないこと 自分が一番よくわかっている
どんなに誰かに“大丈夫だよ”って言われても
自分の価値は自分ではかるものだから

あなたが思うほどわたしは綺麗じゃないから
心も身体も汚れすぎて化粧するしかないだけ

夜の優しい雨に降られて
全部洗い流せたらいいのに
この命さえ川に流れていけばいいのに
行き着く先で流れ星になって
雨上がりの夜空に一筋の光になるから
似合わない幸せを灰にしてください

あなたのことを好きになっていくことが怖い
でもこの心はあなたに向かっていく
自分でも止めることできず あなたを深く好きになってしまったら…

”永遠なんて信じてない” つまらない嘘
ほんとうは誰よりも永遠を信じたい
“いつあなたがいなくなっても平気”なんて
自分の心さえ偽っていた 見えてもいなかった
ほんとうはあなたを好きになる覚悟も
失う覚悟もできていなかったことに気づいた夜は
優しい雨が降っていた

あなたが愛をくれるたびに
泣きたくなってしまうのはなぜだろう
幸せに身を委ねることが怖い
あまりにも深い喪失感を知ってるこの心を
あなたに見せることができないから

夜の優しい雨に降られて
わたしには“幸せは似合わない”と
淡い希望を洗い流して欲しい
降り注ぐ雨はこの頬を流れる涙さえも隠してくれるから
弱いわたしを誰にも知られずに済むような気がして
傘を手放して立ち尽くした

暗く長いトンネルの先に見える
かすかな光に向かって走り出すより
このまま立ち尽くしていたくなるのはなぜなんだろう
きっとわたしの目には眩しすぎるからね
幸せになることが怖くてたまらなくて…

あなたが思うよりわたしは“ふつう”じゃないから
ただ目の前のわたしを見て欲しくて
笑顔という名の化粧をするしかなかっただけ

顔を上げたら優しい雨の向こうに
傘を持っているあなたがいた
濡れた睫毛が重くてその姿はおぼろげだったけど
あなたがわたしを見つめる瞳(め)にはなんの曇りもなくて
すべてを抱きしめてくれたから
あなたという光に飛び込んでもいいのかなと
この心が揺らいで
わたしはもう一度 傘を差していた

例え化粧が崩れていても
ただあなたをまっすぐに見つめていたい
過去に囚われることなく目の前のあなたを
雨上がりの景色はまだわからないけど
今はただあなたがくれる愛を洗い流したくない
幸せが似合わないことわかっていても
あなたを想う気持ちまでは隠せないこと気づいたから

つないだ手が永遠に離れないようにそっと願った
優しい雨が降る夜をあなたと歩きながら 

 

2017.8.24