星を探して

大切な人との楽しく幸せな日々、5羽の愛するオカメインコ、大好きなコスメなどについて綴ってます。詩も載せていましたが現在は書いていません。

makeup Forever

希望を無くしかけて いつもの色褪せた朝
きっとわたしは自分でも何かを変えたくて
引き出しの奥にしまったままだった化粧品を
鏡台に並べたの

鏡の前に座って その向こうに映る顔を見つめて
きっと自分に“大丈夫だよ”って心の中で伝えたの
そう、新しいわたしになるのを予感して

生まれたての雪みたいなパウダーを敷き詰めて
陰影を際立たせ 埋もれた光を浮かび上がらせて
まるで誰も触れられない 大事なお城を守るように
仕上げる陶器のような肌

まぶたに重ねる色は 移ろいゆく海のような深さを映して
瞳の奥にある意思を 漆黒の睫毛で引き出そう

頬を彩る薔薇の花びらは
どんなに時間を重ねていっても 
変わることのない純粋さを秘めて

オーロラに揺らめくリップは
これから迎える未来への希望にきらめいて
どんな時もその唇から
魔法の言葉がこぼれていくだろう

引き出しの奥にしまってあったものは
魔法のアイテム
一つずつ手に取って 願いを込めるように
奥深くから眠ったままの魅力を呼び覚まそう

この手で魔法にかけられた顔を上げたら
世界が輝き出して 少しだけ強くなれた気がした
胸を張って生きていけそうな気がしたんだよね
まるで初めて会う自分にドキドキしたけど
何かが変わった気がして 
もう一度、未来に視線を移すことできたの

色彩を取り戻した朝 初めて知る恋に出逢って
今までのわたしが戸惑ったけど
世界をまっすぐに見つめられるよう縁取るこの瞳は
あなたのことも逸らせなかった

この頬を染めるのは やわらかに咲いた花
あなたに恋した気持ちは隠せない
だってこの頬は甘いピンクに上気しているから
あなたに溢れてるこの想い 優しく触れてくれたら
いつだってこの頬は甘く色づいてられるの

目尻を跳ね上げるキャットラインは
弱みを見せないよう凛とした眼差しを描くけど
ほんとうは怖くて寂しがり
あなただけは惑わされないでね 
幼い瞳をしているわたしに気づいて 瞳の奥をいつも見つめていて

赤いストロベリーみたいに潤うリップは
あなたの愛が欲しいっていうサイン
思わせぶりじゃなくて 誘ってるんだから
王子様のように 永遠を感じさせるキスをしてね
渇くことなく いつも艶めいていたいの
どんな時もこの唇から
あなたへの愛がこぼれていくはずだから

ドレッサーの中のたくさんの化粧品たちは
わたしにとっては何よりキラキラ輝いてる宝石のよう
引き出しを開ければ
いつだって胸がときめいてうれしくなれるの
この手にかかれば いつだって魔法のアイテムに変わっていく

鏡の前を離れたら もう始まっている新しい道
必要なものをすべて詰めた メイクボックスを持って
わたしはきっとあの日 新しい扉を開いた

どんな朝もこの手で魔法をかけられるから
初めて見る未来さえ恐れずに
明日だけを見つめて 旅立っていく

 

2014.4.10