星を探して

大切な人との楽しく幸せな日々、5羽の愛するオカメインコ、大好きなコスメなどについて綴ってます。詩も載せていましたが現在は書いていません。

雪に閉ざされる夜

真っ白な雪に包まれた世界は音を無くす
冬の残りを連れた灰色の雲からは 白い雪が舞い降りる
星が見えない空を見上げるわたしの頬は冷たい手で撫でられるけど
あなたの姿はどこにも見当たらない

降り積もった雪がやがて陽の光を浴びて溶けていくように
この心に残留したままの寂しさも消えてなくなればいいのに
真っ白な雪になって 溶けていけたらいいのに

あなたという星が流れて消えたあの日に戻れたなら
その手を握って離さない
その心に届く言葉は持ち合わせていなかったかもしれないけど
生きていてくれるだけで十分なんだって
まっすぐその瞳に伝えたい

真っ白な雪に包まれて世界は静まり返る
この声はよく通るのに 語りかけてもすぐ吸い込まれていく
白い雪舞う夜は 世界中でわたしは1人なんだって感じさせる
誰にもこの声 響かないから

あなたという星が流れてからどれだけ空が廻っても
この悲しみは残留したまま
今でも涙が溢れて行き場がないから 夜に浮遊したまま
この涙はどこへ流れていけばいい?

あなたを探しに走り出したくなるけど
どこに行けばいいのか いつも見失う
この世にはもう どこへ行っても見つからないこと思い出すから
あなたの吐息さえ感じない 無音の世界

あなたという星が流れて もう何もしてあげられない
あなたが流れ着いた場所にも わたしは行けなくて
例えその場所で独り 泣いていても 抱きしめることもできない
あなたは今 どうしているの
まだ傷は癒えないでいるの? 今も闇の中なの?

星が見えない空に
あなたと笑い合えてたかもしれない今を描き出すよ
なんの意味もなくて 虚しい溜息でいつも吹き消されるけど
いつまでも叶うことのない夢を描いてしまうの
あなたという星が流れたあの夜に戻れたなら
決して見失わないように あなたをまっすぐに見つめていたい
あなたがいない今を知るからこぼせる 都合のいい甘い願いだけど

誰も知らない夜に泣いているけど
手のひらで受け止めてくれる人はいない
だからこの涙は心の奥底で凍えたまま 一生消えることのない悲しみ
あなたを失くした痛みに 陽の光が届くことはないから

例え無数の星が見える空でも あなたを見つけることはできないよ
泣きたくなった夜はどうすればいい?

冬はもう力尽きそうで 残りわずかな灰色の雲 
わたしを置いていかないで
今はまだ感じていたい 舞い降りる白い雪を 音の無い世界で

白い雪舞う空を見上げて 冷たくなっていく身体に想う
このまま白い雪になれたなら
すぐそこまで近づいている春に 優しく溶けていける
そんな淡い幻想に目を閉じて わたしは立ち尽くす 雪に閉ざされた夜に

 

 2014.3.28