星を探して

大切な人との楽しく幸せな日々、5羽の愛するオカメインコ、大好きなコスメなどについて綴ってます。詩も載せていましたが現在は書いていません。

光のカーテン

この世に何も約束できるものはないとわかっていても

今だけは光溢れる夢の中に溺れていたい

あなたと2人で深海の底に沈むように

息することを忘れたイルカのように

 

降り注ぐ光のカーテンが届かない

冷たい泥にまみれて目が覚めた時に

あなたの姿が見えなくても

そっと目を閉じて 1人でも夢の続きに溺れて

冷たい波に優しく頬を撫でられていたい

残酷な物語の終わりに気づかぬまま

永遠の眠りに落ちたい

 

あなたと手を繋いで見た降り注ぐ光のカーテンは

神様が最後にプレゼントしてくれたのかも

額縁に閉じ込められた絵が永久に魅了してくれるように

あなたとわたしに降り注いだ光のカーテンが描かれることなくても

この心の冷えた部屋に 1枚だけ刻まれたまま色褪せることないから

 

もう神様を恨んだりしない

最後のプレゼントだってわかってるから

残酷な夢の終わりにも

目を閉じて1人溺れ続けていられる

この息が奪われるまで

 

二度とこの身体に光のカーテンが降り注がなくても

冷たい波がこの頬を優しく撫でてくれるから

泳ぐことをやめたイルカになって

やわらかな泥のベッドで目を閉じて

最後に見た優しい夢に溺れていく

 

信じていないわけではないけど

この世に約束できるものは何もないから

あなたからこの手を離されても

現実に目を開けるわ

 

この胸にある地図はまだ何も描かれていなくて

そう 誰もが白紙の地図を持って

迷いながら書き込んで旅の終わりに初めて完成する

ほんとうはあなたと2人で1枚の地図を持って 

長いこの世の旅をしていきたい

 

ほんとうは強がっている

冷たい波じゃなくて

あなたに優しく頬にキスされて目を開けたい

もう一度 2人で光のカーテンに揺られて

永遠の夢に溺れていたい

けどあなたは息すること思い出して

やがて泥だらけのベッドから起き上がって

視界から消えていく淡い光になる

わたしはそれを見送るから 振り返らないで

あなたが持っている地図にその手で描き進めて

あなたの旅にわたしは似合わないから

最後のプレゼントを抱きしめて 神様に“ありがとう”ってこぼすよ

 

どうしてかな わかっていたのに 甘い期待をしてしまっていたのね

この頬を流れる涙は優しい海に溶けていくから

誰にも気づかれないまま わたしは息すること忘れたイルカになれる

最後に見た優しい光のカーテンに包まれて

永遠に夢に溺れ続ける

例えそれが愚かだとわかっていても 

幻想の光のカーテンに溶けていきたい

最後の優しいプレゼントを抱きしめたまま…

  

2017.7.28