前回の記事の続きです。
わたしが17日に大きい病院に行った日は、彼が後から家を出たのですが、わたしが帰ってきたら凪を寝かせてる箱に、カーテンの紐(カーテンタッセルですね)が1枚、畳んでかけられていました。
一見、何かの儀式か?という感じですが、凪は生前、カーテンの紐が大好きだったのです。
凪が大好きだった出窓の端に、ちょうどカーテンのタッセルがかかってて、凪はそれを引っぱって遊ぶことが大好きでした。
カーテンのタッセルを引っぱって離すとタッセルは戻ります。
↑2018年10月19日撮影の翠(スイ)ちゃん。翠はファスナーをいじるのが好きで、枕カバーののファスナーで遊んでます。
そのうち、凪はタッセルが戻る時に自分の頭にタッセルがかかるとなんだか気持ちいいことを発見して、タッセルを自分の頭にのせたまま、じっとして「カキカキして」とタッセルにお願いするようになったのです(笑)
オカメインコが人間にカキカキをお願いするように凪はタッセルに頭を下げて…(笑)
もちろんじっとしてタッセルが動かないようにしてると、タッセルは自分では動かないですし、いつまで待ってもカキカキはしてくれないのですが…
人間に触られるのが嫌いでわたしたちには一切、カキカキさせてくれなかった凪が、1人でカーテンの紐にカキカキをお願いしてる姿が可愛すぎでした。
彼と一緒にそんな凪を見て笑ってました。
だから彼は凪が大好きだったカーテンの紐を凪にあげることにしたんだろうなとわかりました。
前日には彼は箱に凪が大好きだったひまわりの種もたくさん入れてくれてました。
わたしはほかにも凪が大好きだった粟穂を1本まるごと箱に入れました。
いっぱい食べてねと思いつつ、生前にもっとたくさんあげたらよかったと後悔もしました。
彼が帰ってきて「凪ちゃんは食いしんぼうだったからね」と笑ってました。
↑2018年6月18日撮影の凪ちゃん。
それから箱には凪が大好きなおもちゃにしてたわたしのヘアゴムも1つ、入れました。
もう最近は飽きてきてたけど…しばらくはほんとうに楽しそうに遊んでた。
ほかのオカメもヘアゴムで遊ぶのが好きですが、置いてあったわたしのヘアゴムを凪が見つけて持って行ってしまうのが可愛かった。
ずっと凪を撫でていたかったけど、そっと箱を閉じて、凪を抱えて出発しました。
彼が前日に「将来、うちらも入るお墓の近くに埋めてあげよう」と言ってくれたので、これまで3羽のオカメインコを亡くしてきたわたしは今まではペット火葬をしてきたのですが、彼の提案で土葬することにしました。
↑2018年10月7日撮影のれんげ。パソコンの後ろでまったり。
彼のお寺にある墓地に、彼の家の先祖代々のお墓もあります。
わたしも先月、法事でお墓参りさせていただいたお墓です。
将来、わたしや彼が死んだら入ることになるお墓でもあります。
そのお墓のそばに凪を埋めてあげようというのはとても救われる言葉でした。
ほんとうに彼に感謝です。
先祖代々のお墓の周りには、彼が小さい頃にご実家で飼われていた動物たちも埋められてるというのです。
うさぎちゃんや犬、猫ちゃんです。
そこに凪ちゃんもご一緒させていただくことに…
↑最高114gまで増量したれんげちゃん、最近は107gです。
お寺に着いてまずお義母さんに事情を話し、凪の土葬の許可をいただきました。
元々インコを飼ってることはお話してあったのもあり、快く了承してくださってほんとうに感謝です。
「ご愁傷様です」と手も合わせてくださいました。
彼がお墓の横にスコップで穴を掘ってくれました。
わたしが「ひまわりの種や粟穂が芽を出さないかな?」と言ったら彼は「いいんじゃない?芽出しても」と言ってくれました。
凪を埋める前にもう一度、箱を開けて彼と2人で凪にお別れを言いました。
そして凪を箱の中に寝かせたまま、土の中へ、、、、、
↑2018年9月8日撮影の凪ちゃん。
お墓だとわかるように、土の上には大きい石を彼が置いてくれました。
うさぎちゃんや犬や猫ちゃんのお墓もそうしてあります。
お墓で夕方の空を見上げて、彼がまた「今頃、凪ちゃん飛び回ってるよ」と言いました。
彼は凪を「一番長生きすると思ってた。重鎮になりそうだなって」と言ってました。
誰が一番、長生きしてくれるかはわからないけど、わたしもなんとなく凪は長く生きてくれそうだなと思ってました。
まさかこんなに早いお別れなんて想像できなかったよ。
彼が思ってたように、凪が重鎮になってる姿を見たかったな…
だけど最近、また凪に会えるかもって思ってるんです。
彼は49日を過ぎたら生まれ変わると教えてくれたのですが、ネットで生まれ変わりについて調べたらやっぱり動物は49日で生まれ変わるんだそうです。
それもペットの魂はまたペットに生まれ変わって、同じ飼い主さんのペットになることも多いと…
ペットの魂と飼い主である人間の魂はお互いを成長させる為のパートナーの関係になるんだそうです。
もし、凪自身が望んでくれるならば…また凪に会えるかもしれないとわたしの中で希望ができました。
↑2018年4月1日撮影のましろ、れんげ、せな。
スピリチュアル的なことはわたし自身は信じられないことでもないし、信じられることでもないし、そういうこともあるだろうなという考えです。
だけど、わたしにとって今、凪が生まれ変わったらまた会えるかもしれないと思えるのは希望になってます。
そう思って勝手に楽しみになってしまってるのはやばいかもしれないですが。。。
凪は最後、酷いことされたって思ってたかもしれない。
だけどわたしたちは凪のことがほんとうに大好きだし、愛してるということだけでも凪に伝わればいいなと思ってます。
凪ちゃん、愛してるよ。これからもずっと。